起業「前夜」ものがたり

私は2007年の暮れに自分の会社を立ち上げたのですが

それは子供のときから大企業を離れ30歳で独立しようと決めていたから。

ただ、その後会社をつくってから

kay me の構想が降りてくるまでの5年くらいは

自分がなにに役に立てればいいのか

いまいちよくわからない時期でした。

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ただ、1つ、これも幼少のときから

「意思のある、野心のある女性がその夢をかなえるための

なにかしらの後押しになる仕事がしたい」というのだけは明確にありました。

それは祖母が仕事をしていてとてもたのしそうで自由そうだったから。

商売をしていたので大変なことがたくさんあったと思いますが

それでも強くて凛としていて、周りへの愛や感謝にあふれた人でした。

彼女から不平不満を聞いたことがなかった。

小学生のとき

店頭でチラシの構想を書いては祖母にやんわり却下されたり(笑)

四つ玉そろばんをふたつひっくり返して

当時流行っていたローラースケートにして店内を滑っていて怒られたり(笑)

私にとって祖母は常にそばにいたい

身近な憧れの存在だったように思います。

 

偽物祖母

その中でも「こういうポジティブな人が増えたら

なにか新しいエネルギーで世界は良い方向に動いていくだろうなぁ」

そんなイメージをつねに抱いていたように思います。

今回のドレスは

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そんな祖母から母に贈られた着物を、いつでも母に着てもらいたいと

リデザインしたもの。

わたしも着てみてもともとオリジナルに近い

コーラルピンクのほうはとても優しくておだやかな気持ちになり

夏をイメージしてカラーアレンジをしてみたブルーのほうは

とてもシャキッとっ背筋がのびる目立ち色。

ドレスのパターンデザインは

アシンメトリーにドレープがはいった

グラマラスと着やせを両立する万能デザインにて

2枚の色を気分で着分けてみるのもおすすめです^^

それでは素敵な週末をお過ごしくださいね!

けみじゅんこ

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未来を考えるアプローチ2つ

たまに雑誌やウェブメディアの取材、イベントでの質問項目に

「趣味はなにか」というのがあり

もちろん「一番エキサイティングすることは・・・

方眼紙とVコーンを手に事業計画を妄想しているときです

なんて答えるのは「はたらきすぎの日本人」と思われそうで

「料理です」「乗馬です」なんて答えていたのですが・・・笑

最近はあまり気にならなくなりました。

だって、未来を考えてるときが一番たのしいし、エキサイティングなんだもん。

ということで。

ここで大事なのは「未来をどういうアプローチで考えるか」

ということ。

そのアプローチ方法を2つ今日はご紹介します

その1)ジャック・マー編

先日読んだ

「ジャック・マー アリババの経営哲学」(ディスカヴァー・トゥエンティワン)

はとても印象深かったです。

アリババ

とくに、

ジャック・マーの経営哲学としての

お客様が『成功』することを叶えることが、自然と事業の成長になる

という考え方。

アリババは、大企業ではなく、零細企業のプロモート力の無さを解決し

誰もがBtoB取引のチャンスを得られるプラットフォームを作った。

タオバオは、個人が個人間取引で成功するプラットフォームと

セキュリティ(アリペイ)を提供した。

次に、タオバオの個人事業主の商材仕入れ先として、アリババをつないだ。

つまり「中国全土の零細企業や個人の経済的な交流と成功を促進する」

ということをひたすら行った結果が、

アリババの成功になったのだということ。

その2)Moonshot

「未来からの逆算」と呼んでいる事業アプローチ。

斬新で困難だけれども実現すれば大きなインパクトをもたらす

「壮大な課題、挑戦」を意味する。

ほとんどの戦略策定プロセスでは

「現在を起点とした前進」が用いられるけれども・・。

ムーンショットの発端としては、50年以上前、

アメリカ大統領のジョン・F・ケネディが

「1960年代が終わる前に、

月面に人類を着陸させ、無事に地球に帰還させる」ことを掲げた

ことが挙げられる。

ここから、ムーンショット(月ロケットの打ち上げ)という

言葉が生まれたといわれています。

最近、前職(BCG)の先輩で現在シリコンバレーに起業のため

滞在しているのですが、シリコンバレーでもこのムーンショット的なアプローチが概

念として一般化しているとのこと

その方が参加したイベントでも

曰く、「イーロン・マスクが “火星だ!”と初めて叫んだ時、大多数は静かに冷笑し

た。しばらくして、科学者が1人、また1人、彼に賛同した。今や冷笑する者は

1人もいない。最初に冷笑した人は肩身の狭い思いをしている」。

そして「(見える)5年先ではなく、(見えない)15年先を想い描け!」という

ーマだったとのこと。

(先輩のブログはこちらより)

おまけ)今週からわたくしのブログが月・金更新となります!

日ごろの活動や、これからの企画や計画、ちょっとした経営こばなしなどなど・・・

お伝えできればと思います。

ぜひお立ち寄りくださいませ

 

「魂(たましい)」を宿すこと

こんにちは。先日はkay me がうまれる場所のひとつ、

都内にある縫製工場に行っていました。

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右端にちょっとうつっていますように・・笑

今週から発売の衿つきラップドレスの最終の様子もうかがいに・・・

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工場の創業者である会長さんとはkay me を立ち上げてからのお付き合い。

昭和40年台に工場を立ち上げてから

アパレル業界の酸いも甘いも経験された経営者の先輩でもあります

70年代以前はそれほど既製服が主流ではなかった・・・

しかし、

やがて迎えた高度経済成長期の70年代、

そして黄金期の80年代、90年代前半で

大手企業との取引もあり、一気に既製服・大量生産の洋服が

市場に浸透した時代でもあったそう。

既製服の一気に拡大した需要と、好景気により

まさに「縫えば売れた時代」。

その後、大手企業が一斉に工場をアジアの拠点に移し

縫製工場経営に変化が訪れます。

現在は、海外生産の課題(工賃、品質、安全性など)をふまえ

ふたたび国内生産に一部ユリ戻す動きもあるけれど

関係性に疲弊し、多くの機能や仲間を失った状態でもあります

今回リリースいたしますこちらのラップドレスも

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上身頃の素材はほんとうに柔らかでのびやかで

裁断すると端(はじ)から丸まってしまいます

そのため1つ1つのパーツの全辺に手でテープを張り

ピンと伸びた状態でそれぞれを縫合していきます。

裁断も、女性が台の上にのり全身の力で重しをおさえて

手でカットしていきます。

上半身のすべての方の骨格に合うようなやわらかで繊細でストレッチ性のきわめて

高い素材を採択している反面、

裁断と縫製段階の扱いの難易度は極めて高くなっているのです

ほぼ、手作りと呼んでもいい工程です

会長さんからは

「事業の拡大は良いとしても

絶対にすべての拠点からけみさんの『魂(たましい)』はなしちゃだめですよ

場所から魂を離した瞬間、その場所は死んでしまいます」と。

とても含蓄のあるお言葉でした。

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また次回以降のブログでも工場さんのご紹介をいたしますね!

みなさま素敵な週末をおすごしください

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けみじゅんこ